モニター

BenQ ZOWIE、500Hz駆動の新型モニター「XL2586K」のスペックがリーク。次世代DyAc 3搭載か

BenQ ZOWIE、500Hz駆動の新型モニター「XL2586K」のスペックがリーク。次世代DyAc 3搭載か

海外の著名なハードウェアリーカーや複数のテック系フォーラムにおいて、eスポーツ向けゲーミングモニターの業界標準(デファクトスタンダード)として君臨するBenQ ZOWIEブランドの未発表フラッグシップモデル「XL2586K」と見られるスペックシートとプロトタイプ画像が流出し、競技FPSコミュニティで大きな話題を呼んでいます。現行のフラッグシップモデルであるXL2566K(360Hz)やXL2586X(540Hz)の系譜を継ぐこの新モデルは、さらなる技術的進化を遂げており、プレイヤーの視覚情報の限界を再び押し広げる存在になると予測されています。

リークされた情報シートによると、XL2586Kは競技シーンで最も視界に収めやすいとされる24.5インチのFast TNパネルを採用し、最大リフレッシュレートは驚異の500Hzに到達しています。これは1秒間に500回画面が書き換わることを意味し、1フレームあたりの表示時間はわずか2.0ミリ秒となります。360Hzモデル(約2.7ミリ秒)と比較してもフレーム更新間隔が物理的に短縮されており、『VALORANT』でのピーク時(壁から飛び出してくる瞬間)の敵の視認や、『Counter-Strike 2』におけるスナイパーライフルのフリックショットにおいて、相手より数ミリ秒早く視覚情報を得ることが可能になります。

競技プレイヤーやアナリストから最も注目を集めているのが、BenQ ZOWIEの代名詞とも言える独自の残像低減技術の最新バージョン「DyAc 3(Dynamic Accuracy 3)」の搭載です。従来のDyAc 2では、バックライトを高速で点滅(黒挿入)させることでCRTモニターのようなクリアな視界を実現していましたが、超高リフレッシュレート環境下では画面の輝度(明るさ)が低下するという物理的なトレードオフがありました。リーク情報によれば、DyAc 3ではデュアルバックライトシステムと新たなスキャンアルゴリズムを採用することで、500Hz駆動時でもピーク輝度を落とすことなく、激しい視点移動時のモーションブラーを完全に打ち消すことができるとされています。

パネルの応答速度(GTG)については、最新の液晶素材と電圧オーバードライブの最適化により0.3msという極限の数値を実現。インターフェースは最新のDisplayPort 2.1およびHDMI 2.1に対応する見込みです。解像度については、あえて1920x1080のフルHD(FHD)を維持しています。これは、4KやWQHDといった高解像度よりも、PCのグラフィックボードへの負荷を最小限に抑え、ゲーム内のフレームレートを常時500FPS以上に張り付かせて安定化させることを最優先する、プロゲーマーの実際のニーズに完全に合致したストイックな判断と言えます。

現時点でBenQ ZOWIE公式からの正式な製品発表やアナウンスは行われていませんが、過去のリリースサイクルや各国の認証機関への登録情報などを考慮すると、業界アナリストの間では2026年後半のリリースが有力視されています。タクティカルシューターにおいて「物理的に撃ち負けないクリアな視界」を提供する最強のハードウェアとして、どのような価格帯で市場に投入されるのか、そしてプロシーンへの導入がいつ始まるのか、今後の動向から目が離せません。

勝ちギア編集部

ゲーミングデバイス専門メディア

ニュース一覧に戻る